老後を楽しむことが出来るかの不安。

日常のお話

老後について

私がおばあちゃんになった時、どんな日々を過ごすのだろう。

みなさんは老後のことを考えることがありますか?

私はよく考えます。

お金のことも体のこともそうですが、気になるのは何を楽しみに余生を過ごすのか。

少子高齢化が進む中、働かずいられる期間がどれほど残されているのだろうかとか、健康状態や金銭面に左右されるではないかとかの問題はさておき、将来、死を待つだけの作業的な暮らしにならないかが漠然と不安だったりします。

ゲートボールの会に見た私の未来

通勤途中にある、地元の公園。晴れ間の覗く朝。

毎週水曜日に開催されているゲートボールの会では、ご高齢の方々が道具を持ち寄っているようで、楽しそうにゲートボールを嗜んでいました。

それぞれが5、6人のチームを作り、公園に配置した複数のゲートを順々に回っていきます。

打ったボールの行き先に数人の目が釘付けになり、ゲートを掠めて過ぎ去っていくボールに、打った本人はがくんと肩を下ろし、周りは拍手をしながら慰めの声をかける人もいれば、大口を開けて笑っている人もいます。

勝ち負けは大して重要視していないように見受けられます。

その一打のスポーツ的な優劣がどうであれ、面白いか面白くないかが大切なのでしょう。

(あんな風になるんだろうか。)

私の未来を彼らに見たような気がしました。

彼ら、彼女らはどんな話をするのでしょうか。

昨日あそこのスーパーに行ったらお肉が値上がりしてただとか、どこどこさん家のご主人が倒れて入院しただとか、孫が小学生になったとか、そんな話題が、ゲートボールの時間という集まりの大義名分の元になされるのでしょう。

(私に楽しめるのだろうか。)

元々、人数の多いコミュニティに身を置くのが苦手な私は、おばあさんになってそれを楽しめる自信がありません。

かといって、仕事という社会との繋がりを離れた私に、ひとりで寂しさを紛らわすことが出来るとも思えません。

今は少人数や一人でできる趣味はないものかと、何十年も先の未来のことを危惧して、趣味探しをしています。

卓球、水泳、園芸、手芸、料理、旅行などなど、王道でいけばこんなところでしょうか。

私が飽き性な人間であるため、どれも形だけ整えて数回試したらやらなくなってしまうのだろうと思います。

おわりに

私に楽しい老後は待っているのでしょうか。

数十年後の気持ちなど、ましてや生きているかさえ分かりはしないのですが、確実な「楽しいこと」が今の時点で用意できていればな、とタラレバを垂れる今日この頃なのでした。

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