”仕方ない”を受け入れようと思った日の話。

日常のお話

昼食を食べると眠くなる

お昼ごはんを食べて少しのんびりとした時間を過ごし、時計の長針がぐるっと一周回ったころに、私は仕事を再開させます。

お昼休み明けの、概ね一時間は睡魔との闘いです。

私は眠りたいという本能に抗うこの時間が大嫌いです。

程よい室温に整えられた職場。

両手に収まる程度の人数しかいないこの一室に、パソコンのカタカタという音と、空調のボーっと低い音だけが響きます。

社員の咳払いと、所々挟まれる電話の声以外は、他の人も大きな音を出すまいと配慮をしているようです。

(心地いい。眠たい。目を開けていなければ。)

それだけが心の中で何度も繰り返されます。

眠気との戦いを入社後何度も繰り返し、上司がいる、他者が見ているという緊張感に頼りながら、なんとか眠気を紛らわせていました。

眠くなるたびに水を飲むせいで、昼休憩中に給湯室で補充した500mlの水筒が、あっという間に半分以下になります。

ご飯を食べると血糖値があがって眠くなると聞き、お昼の糖質の量を減らしたり、ゆっくり時間をかけて食べてみたり、22時には布団に入り8時間近い睡眠時間を確保してみたりと、様々な工夫をしてみました。

それでも眠くなるこの体は、本当にわがままです。

変えられない私の体

見た目も体の健康も、変えられるところもありますが、変えられないことも多い人間の体。

誰でも望むのは比較的美しい容姿と、健康な体ではないでしょうか。

しかし、残念ながらこの世にドラゴンボールはありませんし、流れ星が願いを叶えてくれたという事例も聞いた事がありません。

容姿を取り替えることも、永遠の健康を約束されることもないのです。

変えられるところと、変えられないところ。

仕方ないことと、仕方なくないこと。

線引きが容易にできるわけではありませんが、私たちはことあるごとにそれらを仕分けして、次の一手を考えなければ、限られた時間の中で変えがたいことに対して掛けた時間が、”浪費”になってしまうかもしれません。

そしてそのことが心労となるはずです。

お昼ご飯を取ると眠くなる私のカラダ。

科学的な視点から見たら、他に対処のしようがあるのかもしれません。

しかし、それらを変えられないものと認識した上で行動することが、結局のところ近道になるのかもしれませんね。

私の体はお昼ご飯を食べたら眠くなる。

であれば、寝るしかないのです。

とある日から、お昼休憩の15分だけでも仮眠をとるようにしました。

睡魔は多少ではありますが、緩和されました。

それでもまだまだ、試行錯誤の途中です。

おわりに

今回は昼食後に眠たくなってしまう、私の体のお話でした。

しかし、自分の顔のコンプレックスも、風邪をひきやすくなったことも、一度受け入れることで、少し生きやすくなるかもしれない。

そんなふうに思った今日この頃なのでした。

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